焼鳥雑学【ねぎま編①】ねぎまの由来

焼き鳥の雑学

ももに続き焼き鳥と言えば【ねぎま】という方も多いと思います。

知っている方も多いかもしれませんが【ねぎま】にも由来があります。

ねぎま 雑学 目次

  • 【ねぎまの由来とは?】
  • 【ねぎまの表記について】
  • 【店主のこれだけは言いたいねぎまの事】
  • 【ねぎまが広まった理由】

①【ねぎまの由来とは?】

ねぎまの【ま】は、実は鮪(まぐろ)の【ま】からきているんです。

色々と説はあるんですが、江戸時代にまぐろとネギを煮た鍋『ねぎま鍋』がありました。また、ネギとまぐろを串に刺し鍋に入れて、牛スジのように煮込んで食べたり焼いて食べることもあったそうで、多くの人に長く親しまれたそうです。

しかし、戦後にはまぐろの値段が上がり、高価な食材となり入手しにくくなった事で安価な鶏肉が代わりに使用されるようになったようです。

次回、鶏肉が使われるようになった理由をもう少し説明したいと思います。


②【ねぎまの表記について】

このことから、ねぎまの【ま】はネギを間に刺しているからという意味での【間】ではありません。ですが、お店によっては『ネギ間』とメニューに表記しているお店もあります。でも、他の部位もお店によって呼び方が違うのと一緒でねぎまも呼び方なんて自由でいいと思います。あくまで私がここでお話しているのは由来の事なので(^_^)

ただ・・・これだけは言わせてください。

③【店主のこれだけは言いたいねぎまの事】

原価を安くするためにネギを使用しているという方がたまにいらっしゃいますが...

そんなケチクサイ考えの方は大嫌いです‼

もし周りにそんなことをいう方がいたら怒ってください(笑)

ねぎまにもちゃんと由来・理由があるという事を知ってほしいです(^_^)


④【ねぎまが広まった理由】

先ほど【ねぎまの由来】をお話ししましたが、今回は鶏肉を使用した今の【ねぎま】が、いつ・どのようにして広まり、定着していったのかを書いていきたいと思います。

まず1つ目は、鶏肉はマグロよりも安価な食材の為、鶏肉の使用が徐々に増えていった事が広まった理由の1つです。

では、なぜ鶏肉の使用が増えたのか?

これが2つ目の理由として、マグロの食べ方が変化していった事が理由に挙げられます

もともとマグロは、火を通して食べることが多い食材でしたが、現在では寿司や刺し身など、生で食べるのが一般的になっています。

ネギマグロ鍋は、もちろんマグロに火を通します。しかしながら、生食が進むにつれて火を通すよりも、生のマグロを好む日本人が増えた結果...

徐々にネギマグロ鍋やマグロを使用したねぎまの串が少なくなり、鶏肉のねぎまが定着したと言われています。

また、ちょうどこの時期というのが戦後の頃で、アメリカの鶏のブロイラー産業が日本に伝わり発展し始めた時期でもあります。その為、鶏肉が普及して一般家庭でも気軽に食べられるようになった事で、さらに今の【ねぎま】の定着が加速したと思われます。

(※ブロイラーについてはこちらをご参照下さい)

こうしてみると、広まった時期がそんなに大昔ではないというのが意外でしたね!

以上、ねぎまについてでした!

少しでも焼き鳥を知ってもらえたら嬉しいです(^_^)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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