経営理念を掲げる重要性|経営の軸を強化したブレない経営の安定と成長力

飲食店開業を目指したい方へ

経営を続ける中で、大切なことは多くあります。

店主
店主

自分はどんな経営者を目指すのか?

何を大切にして経営するのか?

成長のためにどうしたらいいのか?

といった自分への問いかけは、経営者によって様々です。

そんな問いかけに対しブレない方向へと進むために重要なのが経営理念です!

経営理念は、自分の決めた経営の軸となり経営判断の基準となり、自分らしい経営の形作りとなります。

この記事では、経営理念の重要性や活かし方について、私の経営の実体験を交えながらお話ししたいと思います。


経営理念とは?

経営理念とは?

企業や組織が活動を行う上での基本的な考え方や方針を示し、経営者の哲学や信念を明文化したものです。従業員やステークホルダーに対して組織の目的や価値観、行動指針を伝える重要な役割を果たします。

経営理念を構成する3つの要素とは

①使命感(ミッション)・②未来像(ビジョン)・③価値観(バリュー)の3つの要素の総称であり、経営理念はこの3点セットから成り立ちます。

経営する上で、売り上げや利益を意識する事は大切です。しかし、この売り上げや利益を「結果」とするならば、経営理念は「信念」です!

私はサッカーをずっとやっていましたので、スポーツ感覚でわかりやすく言うと

売り上げや利益=勝敗やスコア

経営理念=チームのプレースタイルや目指す方向性

結果はずっと良いとは限りません。結果が出なくなった時に、どう向き合うのか?

経営者は結果を出すために色々な事を模索しながら挑戦します。しかし、自分の思うように進めなくなる事も多々あります。

でも、どこに向かって進むのか、目的がしっかりとしていれば、多少の遠回りがあっても軸がブレずに正しい道のりに進み直せます。

大切なことは「自分が起業した目的」を忘れず、「軸」をしっかりと持つことです!

とりはなの経営理念

私の経営理念は

掃除はお客様への敬意をずっと継続するためと、諦めないで続ける事の【心の修業】になります。

掃除をすると心も洗われた気持ちになれます。そして、また新たな気持ちで取り組み、前に進むための指針です。

戒驕戒躁は、社長に言われたことを四字熟語にして座右の銘としても常に心に留めている言葉です!

何か壁にぶつかった時、迷った時にこの言葉を思い出し、冷静さを失わずに堅実に少しずつ前に進むための羅針盤的な存在です。

経営理念はただ設定するだけでは意味がありません。自分の内側にある強い想いや起業しようと思った動機を自分らしい表現で言語化しましょう。


経営理念がもたらす効果

経営には、常に小さなことから大きなことまでに様々な選択と判断をしなくてはなりません。

しかし、判断をした先にお客様の存在があること考えると、「その選択が信頼や期待を裏切る事にならないか...」と、不安になることもあります。

でも、「軸」がしっかりしていれば、そして、お客様に自分の経営理念を理解してくれていれば、どんな判断もいい方向に進むはずです!

判断に迷いがなくなる

経営は様々な問題に対し、対策や判断をしなければなりません。

  • 値上げや値下げの問題
  • 取り扱っている食材の価値を守るのか
  • 長期的な信用か、それとも短期的な利益を取るのか

こういった選択を迫られた時に、決断する基準となるのが経営理念です。

例えば、お客様の信頼を優先するのならば、多少の利益が減っても企業努力する選択をするという事で、品質を守るという決断ができると思います。

値段設定の変更は、特に悩む事の多い問題です。

ですが、自分の経営理念をお客様も認識していれば、どんな選択も必ず快く受け入れてくれると思います。

自分とスタッフのベクトルの違いの差を縮める

価値観や方向性というのは人それぞれです。しかし、仕事をする上で協力することは必須です。

経営理念は、何も経営者だけが掲げるだけのものではありません。

従業員全員が同じ方向を向いて協力しあう為の共通理解でもあります!

普段から日常的に共有していれば、何かトラブルが起きても慌てずに協力してみんなで解決することができるようになります!

このように解決することは、スタッフにも自信が持てるようになり仕事に対しての向き合い方が変わり成長へと繋がります。こうしてスタッフが自信を持ち成長させる事は、社会人としてどこに行っても通用するための手助けにもなります!

これから社会に出る予定のスタッフ、自分のお店を持つという夢を持つ弟子。

そんなスタッフを育てて送り出すのも、経営理念がもたらす効果ではないでしょうか!

経営理念を一緒に共有し、共感できる人材を増やしましょう!

お客様との信頼を構築する

お客様がお店を選ぶ際に、必ずそのお店の情報を調べます。この時に、営業情報、雰囲気、値段設定などの情報を調べ、「このお店は信頼できるかな?」という敏感な気持ちになります。

お客様は飲み会や食事会を楽しい時間にしたいと思うのでお店選びに失敗したくありません。

そこで、しっかりとした経営理念があれば「ここは真剣に取り組んでいるお店だな」と認識してもらえることで、信頼構築の土台となります!

経営理念は、自身のお店との向き合い方であると同時に、お客様とも向き合っているという事もお忘れなく‼


まとめ

いかがでしたでしょうか?

経営理念はただ作ればいいという事でもなく、あればいいという事でもありません。

日々の経営で迷った時に、遠回りしようとも正しい道へと導いてくれる、いわば【経営の羅針盤】のような存在です!

苦しい時こそ、自分で込めた理念が経営者の貫く信念を支えとなるはずです。

そのためには、自分にとって向上心の上がる言葉を持つことで、今後の経営の成長力が期待できると思います!

共に歩みを止めず、頑張りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました‼

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