焼き鳥好き、レバー好きにはたまらない人気の希少部位「白レバー」。
独特の甘みと舌に絡みつくねっとりとした食感が魅力。
「普通のレバーと何が違うの?」といった疑問をお持ちの方も少なくありません。
今回の記事では、白レバーについて詳しく説明する他にも、なぜ希少部位とされるのか、白レバーの特徴、味わいや選びかたなどのついて紹介します。
白レバーとは?

白レバーは
太った鶏の肝臓、通常よりも脂肪の多く蓄えた肝臓の事で、チキンフォアグラとも呼ばれています。
生産量が少なく
40羽に1羽採れるか採れないかと言われる希少部位になります!
また、希少性が高いといえども、実際には捌いてみないとわからないレベルです。
さらには品質もバラバラで、本当に白いものはなかなか出ません。
臭みが少なく、レバーよりもクリーミーでなめらかな食感と舌触りが特徴。
淡いクリーム色をしていて、脂肪が多いほど白っぽくなります。
同じ意味ではありますが、下の写真を見てもらうとわかりますが
僕は個人的に
ほんとに白いものは【白レバー】
あまりそこまで白くないものは【脂肪肝】
と、勝手に分けております。
もう一度言いますが、意味は同じです。
ただ、メニューに載せた時に違いが分かるように分けています。


白レバーはオスとメスのどっち?

以前までは白レバーは基本的にメスの肝臓がほとんどと言われていました。
どうゆう事かと言うと。
オスは卵を産めません。
その為に栄養を蓄える必要がないので、無理にエサを食べさせない限り白レバーになることはありません。
またオスは、若鶏のうちに精肉とされます。
このことから、白レバーはメスに多くなるということでした。
しかし今では、結論から言うと...
白レバーはオスでもメスでも取れる部位です!実際には性別は関係ありません。
白レバーは先ほども説明したように、多くの脂肪を蓄えた肝臓の事です。
個体差やエサの内容によってまれに脂肪が蓄積し、肝臓の色が白っぽくなることで「白レバー」と呼ばれるようになります。そのため、オスでもメスでも条件が揃えば白レバーは現れます‼
白レバーの時期は?

鶏は夏が過ぎ冬にかけてエサをよく食べます。
栄養をたくさん蓄えた鶏が春ぐらいになるとよく出回るようになります。
鶏も人間と一緒で、夏バテするそうで、そうなると冬ほどエサをあまり食べなくなるそうです。
その為、太りにくく夏場にあまり【白レバー】は出回らないのです。
もしあったとしても、写真のようなあまり白くない【脂肪肝】の方かなと思います。
どうして白レバーになるのか?
白レバーになる原因は、鶏の個体差や飼育環境、エサの内容や量など様々。
高カロリーなものや脂質が多いといった特定のエサを与える事で白レバーになる割合が高まる事が知られています。
しかし、意図的に全ての鶏を白レバー化にすることは困難であります。
そのために、白レバーは「希少部位」として重宝されており、数量も少ない事から焼き鳥屋でも数量限定で提供するのです!
白レバーのカロリーは?


レバー(100g)の111Kcalに対し、4〜5倍と高カロリーです。
また、白レバーもレバー同様に、貧血に役立つ鉄分が豊富な他、目や皮膚の粘膜を守るビタミンAやエネルギー代謝に役立つビタミンB群、ホルモンの合成などに必要な亜鉛などの栄養素が豊富に含まれています。
ただ、レバーの雑学でも説明しましたが

ビタミンAが含まれているため、食べ過ぎには注意してください!
脂肪がたくさんついているので、レバー特有の臭みもなくなり食べやすく、とても人気があります。
レバーが苦手な方にも、おすすめですよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
白レバーは鶏の中でもごく限られた個体しか持たない「希少な味」ともいえる部位です。
レバーの概念が変わるほど、濃厚でクリーミーな味わい‼
焼き鳥屋でもなかなか仕入れることができないこの逸品!
もし出会えた時は必ず食すべき焼き鳥メニューです‼
以上、白レバーでした。
少しでも焼き鳥を知ってもらえたら嬉しいです
最後まで読んでいただきありがとうございました!