鶏もも肉の各名称って何?と思う人が多いんじゃないでしょうか?
鶏のもも肉には、それぞれ場所によって呼び名があり、同じ【もも肉】でも希少部位と呼ばれる肉質、旨味が異なる箇所があります。
今回は、鶏のもも肉の種類・呼び名について紹介したいと思います。
もも肉種類・呼び名 目次
- 【正肉(しょうにく・せいにく)】
- 【上もも・内もも・外もも】
- 【下もも・とうがらし】
- 【外もも希少部位・ソリ】
- 【内もも希少部位・おび、あか】
①【正肉(しょうにく・せいにく)】
牛肉と豚肉では、正肉の読み方は【しょうにく】と読みます。
これが焼き鳥屋だと【せいにく】と読まれていて、同じ正肉でも使われ方が違います。
牛肉と豚肉の正肉(しょうにく)は、枝肉を分割して骨と余分な脂肪などを外した状態を言います。
鶏肉(けいにく)の場合は、もも肉とむね肉の骨を外した状態の事を言います。
ただ、先ほど【焼き鳥屋はせいにくと呼ぶ】と言いましたが、私は鶏肉も【しょうにく】とか【もも正(しょう)】と呼んでます。
鶏肉を【しょうにく】か【せいにく】のどちらで呼ぶのかは、地域によって違うのかなと思いますが、あくまでこれは流通用語なので、一般では【もも肉】と呼んでください!
①【上もも・内もも・外もも】
上ももは、太ももの部分で【内もも】と【外もも】と分かれており、柔らかな肉質になります。
また上ももには、【ソリレス】と【おび・あか】と呼ばれる肉質の異なる希少部位があります。
🔸内もも
もも肉の内側にあたる部分で、【おび】または【あか】と呼ばれる希少部位があります。
🔸外もも
もも肉上部の内ももの外側にあたる部分で【ソリレス】と呼ばれる希少部位があります。内ももに比べて小さめの筋肉が集まっています。食感は内ももとほぼ変わりません。
②【下もも・とうがらし】
下ももは、もも肉の下半分の部分で、スネ・ふくらはぎの部位になります。
内ももと外ももに比べて、筋張っている肉質の為、歯ごたえがあります。
また、下ももは【とうがらし】とも呼ばれています。
この部位を縦に切り分けると唐辛子の形に似ている事が由来となります。
③【上もも ソリレス】
ソリレスは、ももの付け根部分にあり、骨盤のくぼみにはまっていて、取りづらい部分でピンポン玉くらいの大きさの希少部位です。
筋肉が発達しており、ジューシーな食感です。さらには、肉汁も詰まっているので、また違った旨味が広がります!
名前の由来は、フランス語で【残すものは愚か者】・【バカの残すところ】などという意味があります。
それだけ美味な部位でありながら、骨から取りにくい事や見逃しやすい事からそう呼ばれるようになったのが由来になります。
ソリレスはフランス語ですが、英語では【チキンオイスター(chiken oyster)】と呼ばれています。
④【上もも おび・あか】
鶏の太ももの内側で、身が厚く盛り上がった部分にあります。
水分量が多く、ジューシーで柔らかい食感です。
おびの名前の由来は、一部分厚い部分が着物の帯を巻いてるように見えることから、名付けられました。
以上、【鶏もも肉の各名称】でした!
少しでも焼き鳥を知ってもらえたら嬉しいです(^_^)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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