焼き鳥と言えば最初に思いつくのは
やはり【もも】や【ねぎま】じゃないでしょうか?
今回は【もも】について、お話ししたいと思います。
もも 雑学 目次
①ももは焼き鳥の王道

ももは
焼き鳥の王道
お店の味
と言われています。
一体、誰がそんなこと決めたのでしょう?
でも、言われてみればその通りなのかなとも思います。
私も焼き鳥屋さんに行くと
【もも】は必ず注文しています。
ももが好きだからというのも理由の一つですが
1番の理由は
そのお店で使用されている
鶏の味、旨味が
一番よくわかりやすいからです!
とりはなでもメインに使用している
岩手県産銘柄鶏の『菜彩鶏(さいさいどり)』の良さや美味しさは、ももが一番よくわかります。
もちろん他の部位も、鶏によって味や旨味は違います。
しかし、鶏の基準・ベースの味となるのはやっぱり【もも肉】です!
私が【菜彩鶏】に決めたキッカケは
最初に【もも】を食べて衝撃を受けたからです!
そこから色々な部位を食べてみて間違いないと確信して、取り扱いを決めました!
【もも】はシンプルな部位だけど、奥が深いです。
②焼き鳥ももの重要性

当店で焼き鳥の盛り合わせとして
華セット(6本)と華コース(10本)があるのですが
いちばん最初に必ずもも又はささみを出しています。
最初に食べる焼き鳥
しかも
最初のひとくち目って一番印象に残りませんか?
だから
ももは串打ちも含め、かなり気を使って焼いてます。
串打ちも簡単そうに見えますけど、実際はここまで気を使うくらいですので簡単ではありません。
焼き鳥は串打ち次第で、味も決まりますから。
先ほども、焼き鳥屋に行くと必ず【もも】を注文するという事を言いましたが、もう一つ見ているのが、お店の串打ちの仕方です?
私の場合は職業柄、どうしてもそういうところを見てしまいますが
串打ちって、性格が出てるなぁって思ってて
『ここのお店は凄く丁寧な串打ちしているなぁ』とか
『こんな串打ちしてるんだ』とか
『この串打ちはすごく工夫されているなぁ』と
勉強になる事がほんとに多いです!
だから、今の時代はあまりないですが、串打ちが雑なのを見ると残念な気持ちになります...
こういった話は来てくれている常連さんにするので
それもあってか当店でも、【もも】好きな常連さんはすごく多いんです!
今度、焼き鳥屋さんに行ったときは
是非【もも】を食べてみてくださいね。
次回は
ちょっとした【歴史】に触れてみたいと思います。
どうして【もも】が
焼鳥屋の味、王道と言われるのか
わかるかもしれません
③ももについて・歴史編
【平安時代】

先ほどの説明では
【もも】は焼き鳥の王道・焼き鳥屋の味といわれるという事についてお話しました。
今回ではちょっとした歴史について説明していきたいと思います!
まず、焼き鳥がいつから食べられていたのかについては
実は明確な記録・資料が残っていない為、わかっていません。
ただ、鳥肉(※野鳥)を焼いて食べるという形式については
平安時代から既に存在していたそうです。
この時代の鶏(にわとり)は食用禁止となっていた為、雀(すずめ)やウズラといった野鳥です。
野鳥を狩猟し、串に刺して焼いていたという記録があるそうです!
(※鶏肉と鳥肉には違いがあります)
鶏肉と鳥肉の違いとは?
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④ももについて・歴史編
【室町~江戸時代】

室町時代になると
鳥の串焼きが作られていたそうですが
これも雉(キジ)などの野鳥だったそうです。
焼き鳥の名称は
江戸時代から言われております!
この時には串打ちした鶏肉に塩をふったり
酒に醤油を加えた【タレ】のような味付けをしているので
現在の焼き鳥にかなり近い形になっているのではないのかなと思います。
⑤ももについて・歴史編
【明治~昭和】

明治時代になると
やきとり屋台も登場し、鶏肉以外にも内蔵や牛豚などを使用した串焼きのお店も増えてきたそうです。
昔は鶏肉は高価な食材だったこともあり
昭和初期までは【高級やきとり店】という扱いだったそうです。
(※焼き鳥とやきとりの表記は意味が異なります)
焼き鳥とやきとりの違いとは?
昭和の戦後になり
ブロイラー(※若鶏)が普及するようになりました。
それからは価格も安くなり、一般家庭でも食べられるようになりました!
そして焼き鳥屋もその頃から
【もも肉】・【むね肉】だけだったのが、内臓系などの焼き鳥の種類が増えていったそうです。
いかがでしょうか?
こうして歴史を振り返ってみると
焼き鳥の【もも】が、焼き鳥屋の味・王道・象徴と言われるのには
昔から長い間
【もも】を食べられていた事が
関係していたからかもしれませんね
以上、焼鳥雑学【ももについて】でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました❗️
少しでも焼き鳥を知ってもらえたら、楽しんでもらえたら嬉しいです☺️
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