ヤゲン軟骨は、見たことある方、食べたことがある方は多いと思います。
焼き鳥好きの中でも知る人ぞ知る人気の部位「ヤゲン軟骨」。
そんなヤゲン軟骨を詳しく紹介したいと思います。
ヤゲン軟骨はどこの部位?

ヤゲン軟骨は見たことがある方が多い部位だと思いますが
白い剣状の形をした軟骨で胸骨の先端部分にある柔らかい骨の事を言います。
胸骨は翼を動かす時に使う筋肉を支えるのに重要な役割をしています。
私はお客様に説明する時は、わかりやすいかなと思って【のど軟骨】って言っています。
胸骨の~なんて言ってもわかりづらいですからね...
ヤゲン軟骨の特徴
ヤゲン軟骨の最大の魅力は、何といっても「コリコリ」とした食感です。
ヤゲン軟骨は硬い食感ではなく、軟骨らしい弾力があり噛むたびにちょうど良い歯応えが楽しめる部位です!
さらに焼き上げると、表面が香ばしく中から水分と旨味を含んだ脂がにじみ出て、噛めば噛むほど旨いのです!
ヤゲン軟骨の名前の由来は?

ヤゲン軟骨の『やげん』は
薬をすり潰す道具の【薬研(やげん)】に似ている事からきています。
【薬研(やげん)】とは
薬材などを碾(ひ)いて粉末化したり、磨り潰して汁を作ったりする為の伝統器具です。
舟形の溝を彫った碾の【薬研】と軸のついた車輪状の碾き具【薬研車】のことを言います。
薬研とは?
その他の呼び方では、カッパや松葉とも呼ばれております。
ヤゲン軟骨の主成分は?

ヤゲン軟骨の主成分は、ほぼ水分です!
骨、軟骨だからカルシウムが豊富かと思いきや実はそうでもありません。
カルシウムよりも、タンパク質やアミノ酸の方が多く含まれています。
また、ヤゲン軟骨にはコラーゲン、プロテオグリカンが含まれています。
実はヘルシー志向にもおすすめ
意外に知られていませんが、ヤゲン軟骨は低脂質・高タンパクな部位でもあり「ヘルシーな部位」として特に女性に好評です!
とはいえ、焼き鳥として食べるだけでは健康になるわけではないですが、「ちょっと食べ過ぎても罪悪感なく楽しむ事ができる焼き鳥」として嬉しい存在ですよ。
コラーゲンの働き
詳しくはこちらをご参照ください→コラーゲンについて(大正製薬)
- 人間の身体を構成するタンパク質の一種で、皮膚や骨、血管などに多く含まれている
- 細胞同士をつなぎ合わせる接着剤のような役割を担い、体の形成や機能の正常化に不可欠な成分
- 肌のハリと弾力を与え、みずみずしく健康な肌を保つ
- 骨の内側の柔軟性を保ち、骨がもろく折れやすくなる事を防ぐ
- 関節軟骨の主要な成分で、関節のクッション材として機能する
- 血管の弾性を高める
プロテオグリカンの働き
プロテオグリカンとは?
- コアタンパク質にグリコサミノグリカンと呼ばれる糖鎖が結合した糖タンパク質です
- コラーゲンやヒアルロン酸と同様に、体内の組織の保水性は弾力性を維持する役割をになっている
- 肌の細胞の増殖を促進
- ヒアルロン酸やコラーゲンの産生を促進
- 肌荒れやシワ、メラニン生成を抑える
- 関節の衝撃から守る
- 膝関節の働きをサポートする
- コラーゲンと一緒に存在しており、大きな保水力を持つとされている
プロテオグリカンとは?働きや補給方法も解説 | ヘルスケア | FANCL CLIP ・美容と健康の旬な情報をお届け♪プロテオグリカンは人に存在するたんぱく質のひとつで、最近では食品や化粧品にも使われています。ひざの関節を構成する主な成分のひとつでもあるため、ひざ関節が気になる方はプロテオグリカンの摂取がおすすめです。本記事では、プロテオグリカンの働きや補...
まとめ
いかがでしたでしょうか?
焼き鳥の中でも低カロリーなヤゲン軟骨。
地味ながらも奥深い魅力を持ち、ダイエット中の方にもおすすめな部位です!
焼き鳥というと「もも」や「ねぎま」が主役になりがちですが、「もも」と「ねぎま」が主役でいれるのは、その中で光る「ヤゲン軟骨」のような名脇役がたくさんあるからこそです。
焼き鳥屋に行った際は、是非ヤゲン軟骨の食感と旨味を味わってみて下さいね‼
以上、【ヤゲン軟骨】でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
少しでも焼き鳥を知ってもらえたら嬉しいです。
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