焼鳥雑学【レバー編】レバーの臭みの原因は?その原因を徹底解説‼「苦手」を「好き」に変えるレバーを。

経営理念

レバーはご存知の通り【肝臓の部分です。

レバーの語源は、英語の【liver】からきています。

レバーは嫌いな食材上位に入るほど、臭みがありクセの強い食材です。

実はこの臭みにはきちんとした原因があります!そしてその原因をしっかり理解すれば、より美味しいレバーに出会えるかもしれません。

今回はレバーについての雑学を紹介したいと思います。


レバーの臭みの原因とは?

レバーが嫌いな理由のほとんどが、レバー特有の臭みです。

肝臓の役割は

血液をろ過し、体内の老廃物や毒素を分解・排出すること。

つまり、体にとって【浄化フィルター】のような働きをしています。

このため、肝臓には常に多くの血液が流れている事から、そこに残った血液や鉄分、アンモニア、脂肪分などが臭みの原因になると言われています。

そしてこのレバーの臭み、実は...温度に関係しているんです。

少し専門的な話みたいな説明になってしまいますが、お付き合いくださいませ。

レバーの臭みの原因、それは...

レバーの温度が100℃になると

【アラキドン酸】という成分が鉄と反応して

【酸化アラキドン酸】という成分に変化します。

この【酸化アラキドン酸】こそがレバーの臭みの原因となります!

当店の人気メニューでもある【自家製レバーパテ】もこの温度に注意しながら調理しています。

また、とりはながメインで取り扱っている

【岩手県産菜彩鶏(さいさいどり)】のレバーは、とっても臭みの少ない鶏です。

これは私が菜彩鶏を使用する理由の一つでもあります!


レバーは美容の宝庫?

レバーの栄養素と言えば、まず先に思いつくのは【鉄分】ではないでしょうか?

鉄分が多く含まれている事は知っている方も多いと思います。

しかし、実はレバーには女性に嬉しい美肌に良いとされる栄養素がたっぷり含まれている食材なんです!

レチノール・ビタミンB2・鉄分

  • 新陳代謝を高める効果がある
  • 皮脂の分泌を整える働きがあるので、ニキビや肌荒れに効果的
  • レチノールは、ヒアルロン酸を増やす効果があるので、モチモチとした肌が期待できます
  • 免疫機能の向上に役立ち、疲労効果に効果があります

ビタミンA

  • 皮脂や粘膜、目の健康を維持するのに不可欠なビタミンです
  • 美容やアンチエイジングへの効果も期待できる栄養素です

レバーには、多くの美容成分が含まれている食材であることがお分かりいただけたと思います!

鶏レバーに含まれる健康効果

ただし、美容に良いからと言ってレバーの食べ過ぎには注意してください!

次に【レバーを食べる際の注意点】を紹介してますので、是非ご覧くださいませ。


レバーを食べる際の注意点

美容の宝庫と言われる栄養素がたっぷりのレバーですが・・・

店主
店主

レバーの食べ過ぎには十分注意してください!

その理由は・・・

先ほども紹介した皮脂や粘膜、目の健康維持や美容やアンチエイジングの効果が期待できる【ビタミンA】

先ほども紹介した皮脂や粘膜、目の健康維持や美容やアンチエイジングの効果が期待できる「ビタミンA」

このビタミンAを過剰に摂取してしまうと、体内に蓄積され頭痛や吐き気を生じます!

また、長期間の過剰摂取は中枢神経や肝臓に悪影響を及ぼすとされています。


そして、鶏レバーは「鉄分」が豊富ですが

これも摂取しすぎると体内のバランスが崩れ鉄柱毒のリスクがあります!

鉄柱毒は、重度の症状や肝障害を引き起こす可能性があるので注意が必要です!


レバーを食べる量はどの位がいいの?

レバーの食べ過ぎは要注意という事を説明しましたが

では、どのくらい食べるのが理想なのか❔

目安は50g焼き鳥で言うと約1本分です!

なので、焼き鳥屋さんに行ったら、せめて2本までにしましょう。

あと、毎日食べるのもやめましょう!

出来れば、週に1,2回が良いと思います

ここまで聞くと、なんだかレバーを食べるのが・・・ってなりそうですが。

レバーに限らず、何でも食べ過ぎたら体に負担がかかるのと同じでうまく摂取することで健康維持しましょう‼


まとめ

レバーの臭みの原因は、血液や脂肪分、アンモニアなど「肝臓の役割」そのものに由来しています。

しかしながら、これらは鮮度・鶏の育成環境・下処理・丁寧な仕込み・調理温度により臭みは軽減できるものです。

当店でも、菜彩鶏(さいさいどり)の素材の良さを活かしつつ、苦手な方でも一口食べたら「美味しい!」と感じてもらえるように、焼き方と仕込みにこだわり日々取り組んでいます。

レバーが苦手な人も騙されたと思って、試しに1本食べてみて下さい!

もしかしたら、焼き鳥の世界が少しだけ広がるかもしれません。

以上、レバーについてでした!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも焼き鳥を知ってもらえたら嬉しいです。

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