焼鳥雑学【食用鶏の種類・銘柄鶏編】赤鶏系銘柄鶏についての特徴を解説

焼鳥雑学

前回紹介した「ブロイラー系銘柄鶏」は聞き慣れない言葉ではあるものの、私たちにとって凄く身近な存在であるという事を説明しました。

今回の「赤鶏系銘柄鶏」と呼ばれる鶏は、「ブロイラー系銘柄鶏」とは違いあまりお目にかかれる存在ではありませんが、知る人ぞ知る【旨味の宝庫】です!

この記事では、「赤鶏系銘柄鶏」の定義をはじめ、味の特徴や他の鶏肉との違い、代表的な赤鶏のブランドなど詳しく解説いたします。




銘柄鶏(めいがらどり)とは?

銘柄鶏は主に下記の2種類になります。

  1. 前回説明した【ブロイラー】に付加価値のついた【ブロイラー系銘柄鶏】
  2. 自然にゆっくりと60~80日程度かけて、原種に近い育ち方をする【赤鶏系銘柄鶏(あかどりけいめいがらどり)】

今回は赤鶏系銘柄鶏について説明したいと思います。


赤鶏系銘柄鶏とは?

赤鶏系銘柄鶏は

自然にゆっくり60~80日程度かけて、原種に近い育ち方・飼育をする赤鶏の赤鶏系銘柄鶏です。(※当店使用のみつせ鶏が該当)

餌にこだわるのはもちろんのこと、両親がどちらも【赤鶏】であることが特徴です!

前回紹介した「ブロイラー系銘柄鶏」の両親は、どちらも【ブロイラー】になります。

赤鶏系銘柄鶏は、産地のスーパー等ならあるかもしれませんが、値段が高いということもあり、見ることは少ないと思います。

もし、赤鶏と表記した鶏肉を見つけた時は、ランクが高い鶏ですのでオススメです‼

赤鶏の特徴

  • 羽毛が赤茶色(赤褐色)である
  • 成長速度は遅め(スローグロウス)
  • 肉質はしっかりしており噛み応えがある
  • 国と旨味が強く、調理時の水分保持力が高い

このような特徴を持つ赤鶏を、時間と手間をかけて育てたものが「赤鶏系銘柄鶏」です!


比較項目赤鶏系銘柄鶏ブロイラー系銘柄鶏ブロイラー(若鶏)
血統両親ともに血統若鶏若鶏
飼育日数60~80日50日~60日約50日
肉質弾力
コク
赤身
柔らかめ
旨味
柔らかめ
水分多め
味の深み

ブロイラー系銘柄鶏は、ブロイラーと同じ若鶏系をベースに飼料や育て方を改良したものです。

一方、赤鶏系銘柄鶏は”品種そのものが違い”や”飼育日数と飼育のこだわり”により、肉の色・繊維・味わいの深さに圧倒的な差があります!


赤鶏系銘柄鶏の赤色の意味とは?

鶏(にわとり)は元々

自然界の外敵に対する保護色として、【赤茶】・【黒】・【茶】などなど、様々な色の羽毛を持っていました。

それらをツールに持っており、鶏(にわとり)本来の血統と姿を持ち、世界の畜産市場において上質でおいしい事で知られているのが、この【赤鶏】です‼


赤鶏系銘柄鶏の希少性は?

国内で流通する鶏(にわとり)は、大きく分けて下記の3種類。

  • ブロイラー(若鶏)
    • 約50日で出荷。価格重視で柔らかい
  • 銘柄鶏(めいがらどり)
    • 品種改良や育成方法で差別化
  • 地鶏(じどり)
    • 在来種血統50%以上+飼育基準・条件あり

この3種類の中で

出荷の羽数の約半数を占めているのが「ブロイラー」になります。

そして近年増えている銘柄鶏も

そのほとんどが「ブロイラー系銘柄鶏」です。

このことから

両親ともに赤鶏である「赤鶏系銘柄鶏」はわずか1.5%の希少な鶏なんです!

それなので、もし【赤鶏】と表記してある鶏肉を見つけたら、値段は高いですが迷わず購入して是非召し上がってみてくださいね‼


赤鶏系銘柄鶏の産地は?

赤鶏系銘柄鶏の産地は下記の通りになります。

  • 福島県 伊達鶏
  • 茨城県 つくば茜鶏
  • 千葉県 水郷鶏
  • 愛知県 三河赤鶏
  • 三重県 伊勢赤鶏
  • 福岡県 華味鳥レッド90
  • 佐賀県 みつせ鶏
  • 佐賀県 ふもと赤鶏
  • 熊本県 THA CHICKEN AKA
  • 鹿児島県 赤鶏さつま

上記の産地を参考にして、もし見つけたら是非ご賞味下さい。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

赤鶏系銘柄鶏は、単なる「ブランド鶏」ではなく、赤鶏の血統として育て方にもこだわったきわめて希少な存在の鶏です!

しっかりした肉質と濃厚な旨味は、焼き鳥との相性が抜群‼

なかなか出会えることのないこのこだわり抜いた赤鶏の品質を、ぜひ味わっていただけたらと思います!

以上、銘柄鶏についてでした!

最後までお読みいただきありがとうございました!

少しでも焼き鳥を知ってもらえたら嬉しいです。

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