2年間の修業を終え、宇都宮の中心地・県庁通り沿いに『焼鳥とりはな』として、念願の自分のお店を構える事ができました。
おかげさまで多くのお客様に支えられて現在(※令和6年3月25日現在)創業11年になりました。
県庁通り沿いとはいえ、実はこの場所は夜になると人通りが少ない通りなのです。
だから、色んな人に初めの頃は『場所が悪い』とか『商売するには難しいよ』などなど、色々言われました。
だから、僕は『絶対この場所で続けてやる!』と強く決心したのを、今でもよく憶えております。
人通りが多いから続くわけでもない。人通りが少ない所で何十年も続くお店もたくさんありますから。
しかし、振り返ればこの11年間は良いこともありましたが、苦しい事も多かった11年間でした。
最初の1年目は友人達に助けられた1年でした。
お客様がなかなか来ない日が続く中で、それでも毎日無駄にしたくなかったので、暇な日はいつも新メニューの考案や焼き鳥の味の確認など、とにかくボーっとする時間がない様に、常に何かしらやっていました。
今は思いついたことは、まずやってみる!くだらない事でも何でも、日々の積み重ねが色々な経験となります。まず、【知ること】をテーマにした1年目でした!
2年目になると徐々に定期的に通ってくれるお客様が少しずつ増えてきました。
1年目から、常に良い準備をすることを心掛けていたので、それが結果として表れ始めたことで、嬉しかった事と少しホッとしたのを憶えています。
ただ、何の準備もせずにボーっとしてたら、2年目も結果はついてこなかったと思います。
そして、3年目になる頃にはたくさんのお客様が来てくれるようになりました!
この頃には、転勤で宇都宮に来ている方やお店の近くに住んでいる一人暮らしの方やご夫妻の方が来てくれる事が多くなり、週に1〜3回来るお客様も💡
特に県外の方と話すと、お客様の地元の話が聞けるので、自分の知らない土地の事を聞ける事がとても楽しかった事を今でも憶えています🙂
こうして、3~5年目まではとても楽しく営業する事ができ、安定した時期でした❗️
しかし、安心したのも束の間...先ほども言いましたが、当時は転勤で宇都宮に住んでいたお客様が多かったんです。転勤で来ているという事は、いつかは別れの時がくると覚悟はしていました。
6年目になり、とうとうその時がきたのです。
次回へ続く
次回は6年目からの道のりについてになります。
遠回りがいちばんの近道。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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