焼鳥雑学【食用鶏の種類は?】種類別の説明・地鶏(じどり)編

焼き鳥の雑学

食用鶏の種類

  • ブロイラー(若鶏)
  • 銘柄鶏(めいがらどり)
  • 地鶏(じどり)
  • 種鶏(しゅけい)
  • 廃鶏(はいけい)

まずは、この5種類だけでも覚えてください。


①【地鶏(じどり)とは?】

知っている方も多い地鶏(じどり)。

地鶏(じどり)は、一定の条件を満たした鶏の事を言います。

一定の条件とは何のことか?

地鶏として認められるためには、日本農林規格(JAS)が定める【地鶏の定義・条件】があります。

その条件をクリアした鶏だけが、地鶏として認められます!


②【日本農林規格(JAS)が定める地鶏の定義】

  1. 出生の証明(素びな)
  2. 飼育期間
  3. 飼育方法
  4. 飼育密度

🔶【出生の証明(素びな)】

素びなが在来種の由来の、血液百分率50%以上のものであること。

出生の証明(在来種からの系譜、在来種由来の血液百分率及びふ化日の証明)ができるものを使用している必要があります。

...

何のことかわからないですよね💦

簡単に言うと、国で導入されている、認められている鶏(38種類)の血統が、半分以上あるかないか。

あとは、鶏の出生証明ができるかです。

※在来種とは?

明治時代までに国内で成立した又は導入され定着した、鶏の品種を指します。

🔶【飼育期間】

長期間じっくりと飼育されていること。

具体的には、ふ化日から75日以上飼育している必要があります!

ちなみに、地鶏の中でも有名な名古屋コーチンの飼育日数は、120~150日で、ブロイラーの約3倍になります!

地鶏の中では、1番長いです。

🔶【飼育方法】

ストレスの少ない方法で育てる事。

具体的には、28日齢以降、平飼いで飼育している事。

※平飼いとは?

鶏舎内または屋外において、鶏が床面や地面を自由に運動できるようにして飼育する方法の事。

🔶【飼育密度】

28日齢以降、1㎡あたり10羽以下というゆったりしたスペースで、飼育されている事が条件となっています。

以上、この4項目が地鶏の定義になり、すべての条件をクリアした鶏が地鶏(じどり)として認められます!


③【日本三大地鶏は?】

先ほども説明した通り地鶏の飼育期間は、75日以上です。

このように長くじっくりと育てた地鶏は、とても弾力があり、肉の旨味やコクがあるのが特長です。

その為、値段も非常に高いです!

日本三大地鶏

  • 比内地鶏 秋田県
  • 名古屋コーチン 愛知県
  • 薩摩地鶏 鹿児島県

また、名古屋コーチンは、【地鶏の王様】と言われております。

その他にも、茨城県の【奥久慈軍鶏】愛媛県の【姫っこ地鶏】など、多数注目されております(^_^)

以上、地鶏の紹介でした!

次回は、【種鶏(しゅけい)】について説明したいと思います!

よろしくお願いいたします☺

少しでも焼き鳥を知ってもらえたら嬉しいです(^_^)

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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