「地鶏」と聞くと、なんとなく「高級」「美味しい」「こだわり」などといったイメージがあるかもしれません。
でも実際には、地鶏とはどんな鶏のことなのか...
正確に説明できる人は少ないと思います。
この記事では、地鶏の定義や品種の特徴、ブロイラーや銘柄鶏との違いについてわかりやすく解説していきます!
地鶏(じどり)とは?

知っている方も多い地鶏(じどり)。
地鶏(じどり)とは
一定の条件を満たした鶏の事をいいます。
一定条件とは何のことか?
地鶏(じどり)として認められるためには、日本農林規格(JAS)が定める【地鶏の定義・条件】があります。
その条件をクリアした鶏だけが、地鶏として認められます。
日本農林規格(JAS)が定める地鶏の定義

- 出生の証明(素びな)
- 飼育期間
- 飼育方法
- 飼育密度
出生証明(素びな)
- 素びなが在来種の由来の血液百分率50%以上のものであること。
- 出生の証明(在来種からの系譜、在来種由来の血液百分率及びふ化日の証明)ができるものを使用している必要があります。
- 国で導入されている、認められている在来種(38種類)の血統が、半分以上あるかないか。
在来種とは?
明治時代までに国内で成立した、又は導入されて定着した鶏の品種(名古屋種・薩摩種・軍鶏)を指します。
飼育期間
- 長期間じっくりと飼育されていること。
- ふ化日から75日以上飼育していること。
地鶏の中でも有名な名古屋コーチンの飼育日数は120~150日
ブロイラーの約3倍になります。
地鶏の中では1番長い飼育期間になります!
飼育方法
- ストレスの少ない方法で育てる事。
- 28日齢以降、平飼いで飼育している事。
平飼いとは?
鶏舎内、又は屋外において、鶏が床面や地面を自由に運動できるようにして飼育する方法の事。
鶏を自由に動ける地面の上で育てる事で、健康に成長にします。
飼育密度
- 28日齢以降、1㎡あたり10羽以下というゆったりしたスペースで飼育されている事。
- 飼育密度を制限し、ストレスを少なくした環境で育てる事。
以上、この4項目が地鶏の定義になり、すべての条件をクリアした鶏が地鶏(じどり)として認められます!
日本農林規格(JAS)に記載されている在来種や地鶏の種類はこちらを参照下さい。
地鶏の味の特徴と各種類の鶏との違い
地鶏は時間をかけて育てられるため、肉質が引き締まっていて、歯応えがあり旨味が濃いのが最大の魅力です。
- 皮には厚みがあり、香ばしさが際立つ。
- 肉には弾力があり、噛むほどに旨味とコクが広がる。
- 飼料にもこだわる事が多く、風味に個性が出やすい。
焼き鳥や鶏の出汁が効いた水炊きのような素材の味を活かせるような調理法との相性が抜群です‼
地鶏・ブロイラー・銘柄鶏との違い
| 鶏種類 | 血統 | 飼育期間 | 飼育方法 | 味の特徴 |
| 地鶏 | 在来種50%以上 | 80日以上 | 平飼い | 弾力があり 旨味が強い |
| ブロイラー | 外国種中心 | 約50日 | 集約型 ゲージ中心 | 肉質が柔らかい クセが少ない |
| 銘柄鶏 | 独自交流 (血統自由) | 50~75日程度 | 多くは平飼い | 種類によって様々 |
ブロイラーは価格重視で親しみやすい、銘柄鶏はあじ・価格・育てやすさのバランス型、そして地鶏は【本物の味】を求める鶏の最高型といえます‼
日本三大地鶏は?

先ほども説明した通り地鶏の飼育期間は75日以上です。
このように長くじっくりと育てた地鶏はとても弾力があり、肉の旨味やコクがあるのが特長です。
その為、値段も非常に高いです!
日本三大地鶏は
- 比内地鶏 秋田県
- 名古屋コーチン 愛知県
- 薩摩地鶏 鹿児島県
また名古屋コーチンは
【地鶏の王様】と言われています。
その他にも
- 奥久慈軍鶏(茨城県)
- 【姫っこ地鶏】(愛媛県)
- 阿波尾鶏(徳島県)
- 天草大王(熊本県)
などのような、注目されている地鶏は多数あります!
まとめ
地鶏は、血統・飼育方法・飼育期間など、厳しい条件をクリアして育てられた特別な鶏です。
その分、価格は高めではあるものの、味・食感・香りの全てにおいて最高級のクオリティーを兼ね備えています。
ブロイラーや銘柄鶏も良さは多くあります。しかし地鶏は、長い期間じっくり育てられたもう1ランク上の存在の鶏です!
焼き鳥屋はもちろん、もし地鶏に出会えたならしっかりと味わってみて下さいね‼
以上、地鶏の紹介でした!
次回は、【種鶏(しゅけい)】について説明したいと思います!
少しでも焼き鳥を知ってもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました‼




コメント
勉強になりました!
ありがとうございます!(´▽`)
みつ様
こちらこそありがとうございました!