焼鳥雑学【食用鶏の種類・種鶏(しゅけい)編】種鶏の特徴や地鶏などの違いを徹底解説

焼鳥雑学

鶏というと前回も紹介した「ブロイラー」「銘柄鶏」「地鶏」が主流となっています。でも実はその中に知る人ぞ知る存在の鶏がいます。

それが今回紹介する【種鶏(しゅけい)】と呼ばれる鶏です!

一般的にはあまり知られていませんが、旨味のコクの強さや、しっかりとした歯ごたえのある食感が特徴です。

この記事では、種鶏(しゅけい)とはどんな鶏なのか?地鶏やブロイラーとの違い、栄養価や味の特徴などを詳しく解説していきます!

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種鶏(しゅけい)とは?

種鶏とは

食用として育てられる鶏ではなく、「ひな」を産ませるために飼育される【親鳥】の事を言います。

ブロイラーや銘柄鶏、地鶏の親鳥と覚えて下さい!

その為、皆さんが美味しい鶏肉を食べられるのは【種鶏(しゅけい)】のおかげなんです。

また、卵を産むだけの鶏を【採卵鶏(さいらんけい)】と言い、こちらは親鳥ではなく、成鶏(せいけい)になります。

種鶏(しゅけい)も採卵鶏(さいらんけい)も健康な卵を産む為の鶏なので、常時健康管理が行き届いた安全な鶏です。その為ブロイラーに比べると栄養価の高い鶏なんです!


種鶏の飼育日数

種鶏の飼育日数は

ブロイラーの9倍にあたる450日以上になります!

運動する期間が非常に長い事で筋肉が発達している為、肉質はブロイラー(若鶏)と成鶏(せいけい)の中間の硬さで弾力があり食べ応えがあり美味しいです。

前回説明した【ブロイラー(若鶏)】・【銘柄鶏(めいがらどり)】・【地鶏(じどり)】の飼育日数は下記をご覧ください。

  • ブロイラー(若鶏)・・・約50日
  • 銘柄鶏(めいがらどり)・・・約50日~80日
  • 地鶏(じどり)・・・75日以上

このような背景から、種鶏の肉質はしっかりと筋肉がつき、一般的な鶏肉にはない噛み応えと濃厚な旨味が楽しめるのが特徴です!


種鶏の飼育について

国内におけるブロイラーの飼育羽数は、年間6億5千万羽に対し種鶏は500万羽と非常に希少な鶏になります。

【種鶏(しゅけい)】は主に種鶏農場で飼育されています。

種鶏農場はヒヨコが孵化する為の種卵(受精卵)を生産する農場です

種鶏である雄鶏(父親)と雌鶏(母親)を、一緒に飼育して交配させ種卵を採っております。

そこから孵卵場(ふらんじょう)へと移り、孵化したヒヨコは雄と雌に分けられます。

そこから孵卵場(ふらんじょう)へと移り、孵化したヒヨコは雄と雌にわけられます。

さらに若鶏に分けられた雌は、私達の食卓に並ぶたまごを生産する農場へ移り、雄は食用鶏として飼育されます!


ブロイラーや地鶏の違いとは?

鶏種類飼育期間主な用途肉の特徴流通
種鶏約450以上ひなの生産
一部食用
弾力が強い
旨味が濃厚
少ない
(希少)
ブロイラー約50日食肉用
(量産型)
柔らかい
クセが少ない
多い
(主流)
地鶏約75日以上高級食材
地域特産
適度な歯応え
風味
地域による

ブロイラーは飼育期間が短く、柔らかい肉質で食べやすくクセが少なくて安価。地鶏は歯応えがあり風味豊かですが、飼育コストが高く、高級品として扱われます。

それに対して種鶏(しゅけい)は、肉質は硬めの弾力がある肉質と圧倒的な旨味があるのが特徴。

量産されない為、一般的なスーパー等では見かける事はほとんどありませんが、焼き鳥屋や郷土料理のお店で密かに重宝されている希少なそんざいです!


種鶏の肉質と栄養価の特徴

長期間飼育された種鶏は、筋肉が発達しているため肉質が非常にしっかりしています。

噛めば噛むほど旨味が口に広がるので、肉そのものの味を楽しみたい方にはうってつけですよ!

種鶏の栄養価

種鶏は長寿である分、体内に旨味成分(イノシン酸やグルタミン酸)やタウリン、カルノシンなどの栄養素も豊富。

健康志向の方や自然な栄養源を求める人にもおすすめです!

  1. イノシン酸の栄養効果
    • 食欲を増進させる
    • 筋肉や脳のエネルギー代謝に関与
    • 疲労回復をサポート
    • 神経や細胞の働きを助ける役割
  2. グルタミン酸の栄養効果
    • 脳の興奮性神経伝達物質として働き、集中力や記憶力に関与
    • 胃腸の粘膜を保護して消化を助ける作用
    • 体内で「GABA」というリラックス効果のある成分に変換され、ストレス軽減に役立つ
    • 筋肉のエネルギー源としても働き、持久力の維持に貢献
  3. カルノシンの栄養効果
    • 強力な抗酸化作用で、細胞の老化や疲労を防ぐ
    • 筋肉の疲労物質「乳酸」の発生を抑え、運動能力や持久力をサポート
    • 脳細胞を守り、認知症やアルツハイマー病の予防研究でも注目されている
    • 眼の健康(白内障予防)にも有効とされる
  4. まとめると...
    • イノシン酸・・・旨味+疲労回復サポート
    • グルタミン酸・・・脳・消化・ストレス緩和に役立つ
    • カルノシン・・・抗酸化・疲労軽減・アンチエイジング効果

このように種鶏は「美味しい」だけではなく、人体にとても栄養効果のある成分が多く含まれている事がお分かりいただけたと思います。


まとめ

いかがでしょうか?

種鶏は、ただの親鳥ではありません。

長い飼育期間と豊富な栄養素、力強い筋肉の肉質によって他の鶏肉にはない独自の魅力を持っています。

それは普段から鶏肉を取り扱っている我々でも、初めて種鶏と出会った時は衝撃を受けるほど。

普段なかなか出会う事のない存在だとは思いますが、もしどこかで種鶏をと出会えたならば、ぜひ種鶏の魅力を感じてみて下さい。

鶏肉の奥深さを再発見できるはずです‼

以上、【種鶏(しゅけい)】についてでした!

次回は、【廃鶏(はいけい)】について説明いたします。

少しでも焼き鳥を知ってもらえたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました‼

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